房総サンド

やっています。

【日記】関ジャニ∞さんのコンサートは人間賛歌だった

関ジャニ∞のコンサートに行ってきました。
 
eighterの親友(@sal_eight)の布教を受けて、ここ半年くらいでぬるっとハマってました。突発的にGR8ESTをポチって一万円握りしめてコンビニまで走るなど、自分でも未知の世界に身体が追いついていない感じがあります。
私は人生の半分以上2次元のオタクをやっており、2.5次元も何度か映像で見たことがある程度で(というか俳優という立体を通してキャラを見ているので、生身の人間を見ているという感覚はありません)3次元の人間コンテンツに触れたことがほとんどありませんでした。
 
①推しが生きている
 
推しが生きてるの、すごくないですか???
 
刀のゲームにはまって、初めて「推しが存在している」ことに衝撃を受けたのですが、推しが生きてるんですよ。
こんなこと初めてでちょっとよく分かってないです。
 
この瞬間も推しはどこかで生きており、ご飯を食べているのか、リハをしているのか、打ち合わせをしているのか、お風呂入っているのか、生きて、推しとしての時間を積み重ねているってことですよね……? 情報量がすごすぎる。
三次元の推しを推してる人、よく気が狂わないなと心底関心します。私はもう、関ジャニ∞さんが生きていることを知ってしまったので完全に気が狂いそうですが……。
 
⓶コンサートが福祉
 
やっぱジャニーズに勝てねえよ。
 
コンサートがいかに凄いかを伝えるのに私なんぞがいくら言葉を尽くしても仕方ないので省略しますが、とにかくヤバすぎました。生身人間コンテンツを追ってないので他と比較することはできませんが(することでもない)一時間三千円足らずと考えるとどう考えても計算合わなくないですか?(?)
 
まあ抽象的な話は置いておいて、バチクソ歌がウンメェし、顔が良いし、音はいいし、途中から自分が見ているものが何だったのかよく分からなくなりました。あれは何だったんだ。
あと申し訳ないことに全ての曲を履修できていない状態での参戦だったのですが、歌詞を流してくれるのめちゃくちゃありがたかったです。感謝しかないな……
 
③感情がすごい
 
元々涙もろい人間なんですが、もう着席した瞬間から泣き始めて(は?)オープニングで本格的に泣き始めて(余談ですが刀のオタクにめちゃくちゃ親和性の高い演出だった)関ジャニ∞さんが登場してからアコースティックコーナーまでヒイヒイ言いながら号泣してました。特にデュエット曲三連のところで本当に呼吸速度が限界迎えて現実的な死の危機を覚えましたね。死因がヨコヒナになるところだった……
 
なんかもうすごいんですよ、もともとアイドルという存在がピンときてなかったんですけど、みなさんがセンターステージまで移動されてきたあたりで「完全」に「アイドル」とは「何か」ということを「理解」しました。もうとにかく圧倒的な何かを浴びて、分からさせられたという感じがします。
 
とにかく感情を脳直で伝える創作がしてェと常々思っている同人オタク視点の感想なのですが、コンサート、時間あたりの感情量が凄まじすぎる……。これは生身の人間じゃなきゃできないなと実感しました。生身の人間がやっているからこそ、これだけ感情が揺さぶられるのだと。
 
私の好きな小説『[映]アムリタ』(一人の天才のもとで美大の学生たちが映画を作る話)にこんなセリフがあります。
 
「深く感動させるというのは、」「上映時間、例えば二時間の中で、見た人を笑わせて、怒らせて、泣かせて、希望を抱かせて、失望させて、願わせて、祈らせて、諦めさせて、死にたいと思わせて、それでもまた生きたいと思わせる。そういうことです」
「映画を見て、人生を過ごしたのと同じだけの感動を与えられればいいんです」
 
ある区切られた時間のなかで「人生を感じる」ということが普遍的な感動というものの本質なのではないか、と私は思うのです。
 
コンサートの中で、泣いて、笑って、照れて、色めき立って、次の曲が待ち遠しくて、でもずっとこの曲が終わってほしくなくて、言葉や仕草のひとつひとつに関ジャニ∞さんたちの人生と自分の人生を重ねて、そりゃもう情緒も終わりますよね。
そしてこの情緒の起伏を、彼らはただただ純粋な「ファンへの愛」だけで作り出している。あまりに凄まじすぎるなと思いました。
 
関ジャニ∞さんのコンサートの三時間のなかで、我々観客は関ジャニ∞さんの十五年を見ているわけですから当然なのかもしれません。
アイドルとして過ごした十五年、そして生身の人間としての三十数年の時間の厚みがそこにあるからこそ、我々はあそこまで心を揺すぶられるのだなと思いました。
 
関ジャニ∞さんのコンサートは人間賛歌でした。
 
 
 
色々あったはずなんですが、もう今頭の中に感情しかないのでDVDの発売を待ちます。本当によかった……
 
またいつか関ジャニ∞さんの生のコンサートに行けますように……